ミッション:ヨガインストラクターの地位確立
ぼくがジョインした2010年、LAVAではそれまでの「フィットネス業界」「インストラクター職」の概念を覆すような、様々な取り組みが行われていました。中でも大きかったのは「インストラクターの正社員化」。
当時(今でも多くのインストラクターはそうかもしれません)インストラクターと言えば、アルバイトや業務委託が主流。正社員として会社に所属するという考え方自体が無かったように思います。
代表の鷲見が危惧していたこと。「雇用の安定無くして、継続的なスキルアップができるのか?」「帰属意識は育つのか?」「お客様への愛情は深まるのか?」
そこで会社として「雇用し続けます、教育投資し続けます」という意思表示をし、働く側も「中長期のキャリア形成を前提として、長く働きます」という気持ちを示し、インストラクターの正社員化を進めます。
アルバイトインスタラクターが大半だった時代から社員化への移行期、沢山の問題も起きました。
例えば社員インストラクターとアルバイトインストラクター間の教育機会格差。社員にとっては研修を受けるのは業務の一環ですが、アルバイトが研修に参加する場合は休日を利用し、会場への交通費も自己負担。など。
「店舗のインストラクターを全て社員だけで運営してみる取り組み」も始まり、当時その特命を担っていたのは犬飼信介エリアマネージャー(現:事業推進グループ長兼PRグループ長)。
そんな中、僕自身は「未経験で採用した社員を早期戦力化し、継続的にスキルアップさせよ!」との命を受け、商品戦略グループ長を拝命。インストラクター経験のない自分が、インストラクターを教えるトレーナーの組織の長に。
新人研修の在り方もアグレッシブに模索し続けました。教えなければならないのは、ヨガのイロハ、インストラクションのAtoZ、体の仕組みの基本のキ。
これをいかに効率よく、でも質を落とさずに進めるか。ものすごく勉強・研究した時期でした。
研修施設に1か月間合宿でプログラム取得をさせてみることもあったり、トレーナー1名当たりが担当する人数を現在の2倍程度にしてスピードと効率化を求めたり。新人に求める難易度を上げすぎて、新人研修中に3割ぐらい辞めさせてしまった時期もありました。
デビュー後の研修の形も変わっていきます。初期はプログラムの取得は全てトレーナーからの直接指導、担当トレーナーからの「合格」が出て、初めて新プログラムを教えられるようになるやり方が主流でした。
プログラムコンセプトへのこだわり。お客様満足度の追求から「トレーナーは怖い、厳しい」という噂も聞こえ始めます。
同時に「トレーナーが教えてくれるのはプログラム提供の仕方ではなく、ヨガインストラクターとして(人としての在り方)の本質だ」という意見も増え、トレーナーが神格化されていったようにも思います。
今では新プログラムを自力で習得できるやり方も確立されました。トレーナーから教わりたいか、自分で勉強・練習したいか、意見が分かれるところです(笑)
毎日1本1本のレッスンで、一人ひとりのお客様と向き合い、「人生のための1時間」を提供し続けるインストラクター。
インストラクターの社員化、組織づくり、教育体制作りなど、前例のないことを「難しいから面白い!」と思って取り組める本社スタッフ。
ポジティブマインドとチャレンジ精神、明るさ、社員同士の仲の良さで今のLAVAがあります。
そして、いまのLAVAを語るうえで欠かすことのできない2011年3月の東日本大震災。この時を境にLAVAの価値観が大きく変わる(というか膨らむというか)ことになりますが・・・・・それはまた今度。
人材開発部 部長 的場 勝己
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