ヨガ×健康経営
2025.09.01

【企業事例付き】女性従業員の健康支援で生産性向上!ライフステージ別アプローチ

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経済産業省の試算によると、女性特有の健康課題による経済的損失は年間で約3.7兆円にものぼるとされており、これは企業にとって看過できない経営リスクと言えるでしょう。こうした課題に向き合うことは、単に従業員の健康を守るだけでなく、生産性の向上や人材定着率の改善にもつながる、極めて重要な取り組みです。

参考:女性の健康づくり 参考:フェムケアとは?具体例や重視される背景、市場動向や政府の推進を解説

女性のライフステージ—たとえば月経、妊娠・出産、更年期といった節目—に応じたきめ細やかな支援は、従業員の満足度やエンゲージメントの向上を促進し、結果として組織全体のパフォーマンス向上に寄与します。
本記事では、企業が実際に導入している健康支援策の具体例を紹介しながら、ライフステージ別の効果的なアプローチについて解説します。人事・総務担当者の方々がすぐに実践できるアイデアをご提供し、貴社の健康経営体制強化に向けたヒントをお届けします。
ぜひ、この記事を参考に、女性従業員の健康支援を軸とした持続可能な職場づくりにお役立てください。

女性ホルモンがもたらす健康課題とライフステージの関係性

女性ホルモンがもたらす健康課題とライフステージの関係性

女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」は、女性の心と体にさまざまな影響を与える大切なホルモンです。これらのホルモンは、ライフステージに応じて分泌のバランスが大きく変化し、その変化が健康状態やお仕事のパフォーマンスにも影響することがあります。
そのため、女性ホルモンの働きについて正しく理解し、変化に合わせたサポートを行うことがとても大切です。

このセクションでは、エストロゲンとプロゲステロンがそれぞれどのような役割を果たしているのか、そしてライフステージごとにどう変化し、どんな影響があるのかを、わかりやすくご紹介していきます。

ホルモンの役割と影響

エストロゲンとプロゲステロンは、女性ホルモンとして女性の身体と心に重要な役割を果たしています。これらのホルモンは主に卵巣から分泌され、ライフステージに応じてその働きが変化します。

エストロゲンは、子宮内膜の増殖や骨量の保持、肌のつやを維持する役割を担っています。また、自律神経の安定やコレステロールのバランス調整にも関与し、女性の全体的な健康を支える重要なホルモンです。

一方、プロゲステロンは、妊娠準備として子宮の働きを調整し、体温の調整や食欲の増進に寄与します。水分保持や眠気の誘発、気分の安定化にも影響を与えるため、女性の身体的および精神的な健康維持に不可欠です。

ライフステージごとの健康課題

女性の健康課題はライフステージによって大きく異なります。
思春期、性成熟期、更年期、老年期のそれぞれで特有の健康リスクやニーズが存在し、その時々に適したヘルスケアが求められます。企業としては、これらのライフステージに応じた支援策を講じることで、女性従業員の健康維持と生産性向上を図ることが可能です。

以下は、職場でよく見られる具体的な症状とその影響です。

これらの症状は、外からは見えにくく、本人も「我慢すべき」と感じやすいため、企業側が気づきにくいのが実情です。

なぜ今、企業が女性の健康支援に取り組むべきなのか

なぜ今、企業が女性の健康支援に取り組むべきなのか

・人的資本経営の一環として、従業員の健康を可視化・支援する必要性が高まっている

・女性従業員の定着率・エンゲージメント向上が、組織の持続性に直結する

・健康経営優良法人認定やESG評価にも影響する

つまり、女性の健康支援は「やさしさ」ではなく「戦略」として捉えるべき時代に入っています。

企業事例:女性従業員の健康支援で成果を上げた取り組み

事例1:健康推進室を活用したトータルサポート

健康相談窓口の設置と活用促進

月経不順やPMSなど女性特有の悩みに対応できる相談窓口を設置。医療機関や専門カウンセラーと連携し、気軽に相談できる体制を整備。社内キャンペーンや匿名相談制度で利用を促進。

特化プログラムの導入で知識と安心を提供

栄養指導やメンタルヘルスセミナーを通じて、健康リテラシーの向上とセルフケアの定着を図る。心身の不調への早期対応が可能に。

従業員満足度と生産性の向上に寄与

健康支援策の導入により、従業員のエンゲージメントが向上。離職率の低下や業務効率の改善など、生産性への好影響が見られます。

事例2:ライフステージに寄り添う支援策(実例)

思春期から更年期までのサポートプログラム

企業事例:花王株式会社
花王では「女性の健康支援」に特化したプロジェクトを推進。更年期支援・生理ケアを目的にフェムテック製品や健康セミナーを活用。従業員のライフステージを見据えた包括的支援体制を構築しています。

参考:花王|フェムテック導入企業事例(Femtech Lab)

妊娠・出産・復職のサポート体制

企業事例:楽天グループ株式会社
楽天は、妊活・妊娠・育児期に応じた「ライフイベント支援制度」を導入。産前産後の在宅勤務、パートナーシップ制度、復職後のキャリア相談など、多様な働き方を支える制度を整備しています。

参考:楽天|福利厚生と育児支援制度(公式) 参考:元社員が語る楽天の育児支援(産前・育休・復職)

女性従業員の健康支援成功のカギ

女性従業員の健康支援成功のカギ

正しい知識の普及が第一歩

女性ホルモンやライフステージの変化に関する基礎知識を社内で共有することにより、支援体制の理解が進み、健康課題への対応がスムーズに。

柔軟な働き方で長く活躍できる職場に

フレックスタイム制や在宅勤務制度などを整備することで、ライフステージに応じた柔軟な働き方を実現。働きやすさと生産性向上の両立が可能になります。

ヨガで変わる、職場の健康と空気感|LAVAの法人向けプログラム

ヨガで変わる、職場の健康と空気感|LAVAの法人向けプログラム

こうした背景を受け、ホットヨガスタジオLAVAでは、企業向けに女性の健康課題にアプローチするヨガプログラムを提供しています。

LAVAの法人向けサービスの特徴

メンタルヘルスケアプログラム
ストレス緩和・睡眠改善・集中力向上など、心の安定をサポート
月経前のイライラや不安感、育児や仕事の両立による慢性的なストレスは、集中力や睡眠の質にも影響を及ぼします。LAVAのプログラムでは、呼吸法と瞑想を組み合わせたレッスンを通じて、心の安定を促し、職場でのパフォーマンス向上にもつながります。

健康促進プログラム
肩こり・腰痛・頭痛など、慢性的な身体の不調を改善
女性に多い肩こり・腰痛・頭痛などの慢性症状は、ホルモンバランスの乱れとも関係が深く、業務効率にも影響します。LAVAのヨガは、筋肉の緊張緩和や血流改善を促進し、体の内側から働きかけることで、日常のパフォーマンスをサポートします。

法人会員サービス
全国のLAVAスタジオを福利厚生として活用可能。業務時間外のリフレッシュにも最適。
福利厚生として全国のスタジオを利用できる「法人会員サービス」は、勤務時間外でも気軽にリフレッシュできる環境を提供。ライフスタイルに合わせた利用が可能なため、継続的なケアが無理なく実現できます。

「ヨガ=運動」だけではありません。LAVAのプログラムは、社員の心身のコンディションを整えることで、職場の空気感やコミュニケーションにも好影響を与えると、多くの企業から高評価をいただいています。

導入ステップとお問い合わせ

LAVAの法人向けヨガプログラムは、業種・規模を問わず導入可能です。まずは、社内の健康課題を整理し、最適なプランをご提案いたします。

女性の健康支援は、企業の未来への投資です。ヨガを通じて、働く女性がもっと健やかに、もっと輝ける職場づくりを始めませんか?

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